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微細孔放電加工機 開発事例

特徴

〇 世界初を目指す0.020mm高アスペクト比加工への挑戦
今回の目標である「穴径0.020mmに対して深さ10倍の穴あけ」という高アスペクト比の加工は極めて難易度が高いです。
微細穴加工では、穴径が小さくなるほど、深穴加工が難しくなります。
通常であれば、金属が削れてできた加工くずも、加工液の流れによって外に排出されますが、穴が細く深くなるほど内部の流れが悪くなってしまうため、穴の中に溜まってしまいます。
そして、放電に必要なわずかな隙間が乱れ、安定した加工が難しくなるのです。
こうした難易度の高い加工に対応するため、新たな微細穴放電加工機の開発に取り組んでいます。

〇 工程集約型ハイブリッド機の特長と想定用途
【設備の特長】
・放電加工とミーリング加工を1台に集約し、ワンチャック加工を可能とした設備構成
・小型に特化した構成とし、省スペース化にも配慮
【設備仕様(予定)】
・装置寸法:1300 × 800 × 1700 mm
・装置重量:約900kg
【想定用途】
・エンジン噴射系(自動車部品)
・タービンブレード(航空機部品)
・分析機器・カテーテル(医療関係)
・電子部品金型(半導体関係)など

〇 テスト加工の進捗状況
・評価試作機を用いたテスト加工を実施し、穴径0.200mmから段階的に加工条件を検証
・現在は、穴径0.020mmまでの微細穴放電加工を実施し、アスペクト比10倍の実現に向けた条件出しを継続
・テスト加工後はワイヤーカットにて加工部を切断し、細穴断面の状態を確認
・今後は、令和8年度の設備完成および実用化に向け、開発を進めていく予定

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